特別客員研究員紹介

Distinguished Fellows

弊所では、国内外を問わず、エネルギー・環境に関連する国際的な課題に係る調査・研究分野において、卓越した研究業績、経験及び識見を有する研究者を、弊所の特別客員研究員(Distiunguished Fellow)として委嘱し、弊所の研究活動等に協力頂いています。

ホーセン・リー 氏(Dr. Hoesung Lee)

大韓民国 カーボンフリーエネルギー特任大使・カーボンフリーアライアンス会長

2015年から2023年にかけて気候変動に関する政府間パネル(IPCC)議長を務めた。議長として取り纏めたIPCC第6次報告書は本年3月に発表され、当該報告書はとりわけCOP28で初めて実施されたグローバルストックテイクのための科学的知見を提供した。それ以前は、大韓民国のエネルギー政策を立案する政府機関である韓国エネルギー経済研究所の創設時の理事長、韓国環境研究所の特別リサーチフェロー、エネルギー資源大臣及び環境大臣の上席顧問、韓国開発研究所のシニアフェロー、米国エクソン社のエコノミストを務めた。 IPCCでは2008年から2015年に副議長、第二次評価報告書作成期間には第三作業部会の共同議長を務めるとともに、IPCCの各種評価報告書においてリードオーサーやレビューエディターなど様々な役割を務めた。 ソウル大学校(学士)、米ラトガース大学(経済学博士)卒業。

ケン・メドロック 氏(Dr. Kenneth Medlock)

米 ライス大学ベーカー研究所 シニアダイレクター(Senior Director, Center for Energy Studies, Baker Institute for Public Policy, Rice University, US)

2000年にライス大学で経済学の博士号を取得、同大学の経済学科教授や環境工学科助教授。Rice World Natural Gas Trade Model開発の責任者を務める。また数多くの学術誌への執筆や講演会活動を行っている。アメリカ科学振興協会(AAAS)、アメリカ経済学会(AEA)、国際エネルギー経済学会(IAEE)等数多くの委員を務める。

タチアナ・ミトローバ 氏(Dr. Tatiana Mitrova)

米 コロンビア大学国際公共政策大学院グローバルエネルギーポリシーセンター   リサーチフェロー(Research Fellow, Center on Global Energy Policy at Columbia University SIPA)

モスクワ州立大学で経済学を専攻。グブキン石油ガス大学にて助教授を務めた経験等を持つ。12年間、ロシアと世界のエネルギー市場開発に貢献し、”世界とロシアのエネルギーアウトルック2040”プロジェクトの主導的役割を担う。前職はロシア科学アカデミー エネルギー調査研究所(ERI-RAS)石油・ガス部長 等の肩書も持つ。

ジョナサン・スターン 氏(Prof. Jonathan Stern)

英 オックスフォード・エネルギー研究所 天然ガス・リサーチ・プログラム議長、ディスティングィッシュドリサーチフェロー (Distinguished Research Fellow and Founder Natural Gas Research Programme, Oxford Institute for Energy Studies, UK)

2003年にオックスフォード・エネルギー研究所において天然ガスに関する調査研究プログラムを立ち上げる。 2011年に議長、シニアリサーチフェローに就任。英国国立ダンディー大学 エネルギー・石油・鉱物資源政策学部 名誉教授等の肩書を持つ。

ポール・スティーブンス 氏(Prof. Paul Stevens)

英 王立国際問題研究所 アソシエイトフェロー(Associate Fellow, Chatham House, UK, Emeritus Professor, University of Dundee, UK)

1973年からレバノンのベイルート・アメリカン大学で講師やコンサルタントを務め、1979年より英国サリー大学で教鞭を取り、1993年から2008年まで英国ダンディー大学にて石油政策および経済学の教授を務める。専門は国際石油市場、中東政治経済学等。

田中 伸男 氏

(公財)笹川平和財団 顧問(Special Advisor, The Sasakawa Peace Foundation)

1973年通商産業省入省。米・ケースウエスタンリザーブ大学経営大学院(MBA)。1998年 外務省在アメリカ合衆国日本大使館公使、2007年 経済協力開発機構(OECD)科学技術産業局長を経て、2007年国際エネルギー機関(IEA)事務局長に就任。2011年 日本エネルギー経済研究所特別顧問を経て、2015年笹川平和財団理事長、2016年12月会長。