入選者・入選論文

エネルギー・環境論文コンテスト 2025年度 審査結果

厳正なる審査の結果、 「第2回エネルギー・環境論文コンテスト」の受賞論文として下記の論文が選出されました。多数の応募をいただきありがとうございました。

入選者・入選論文

2025年度
入選 奥脇 隆之介
京都大学大学院 工学研究科
都市環境工学専攻
「2050年ネットゼロ排出目標達成に向けた二酸化炭素輸出の有効性の検討」
要旨 本文
佳作 齊藤 成志
横浜国立大学
理工学部 数物・電子情報系学科
「電力需給の観点から見たデータセンター最適配置およびその効果に関するモデル分析」
要旨 本文

表彰式

入選 奥脇隆之介 氏

佳作 齊藤成志 氏

小山専務理事 講評

講評

このたびは「第2回エネルギー・環境論文コンテスト」にご応募をいただき、誠にありがとうございました。 本日の報告会での議論にもありました通り、エネルギーや気候変動をめぐる将来は近年さらに不確実性を増しています。そのような環境の下、今回のコンテストでは、次世代を担う若い大学生・大学院生による多様な視点からの論考が寄せられましたことを大変うれしく思います。 論文の審査においては、内容の独創性や論理構成の明確さ、社会的な意義などの基準を元に、慎重かつ公正な審査を行いました。特に今回受賞された奥脇様、齊藤様お二人の論文について印象的だったのは、データや事例を丁寧に収集し、客観的・定量的な分析がなされていた点、純粋な定量分析のみの議論にとどまらず、現実社会における問題解決に向けた具体的な示唆を含む実践的な内容であった点です。改めまして奥脇様、齊藤様、今回の受賞、本当におめでとうございます。 我々研究所の職員も、今回ご提出された論文の審査を通じて、参加者の皆様の研究への真摯な姿勢と、未来への可能性を強く感じました。今後も本コンテストが、エネルギー・環境問題に関心を持つ学生の皆様にとって、知的探究と社会貢献の場として発展していくことを心より願っております。

理事長 寺澤達也

開催実績