原子力に関する日本の考えが分かれる中、海外では、原子力維持・拡大をしようとする国が多くみられます。とくにアジアでは、向こう10年でほぼ倍増を予定する中国の他、原子力発電の建設を新たに開始した国や、導入を検討している国が少なくありません。一方、日本では、福島第一原子力発電所事故以降、原子力を無しに済ませたいと思う日本人が過半であり、とくに、子供を持つ母親は、懸念を有す人が多い状況にあります。
そこで、(一財)日本エネルギー経済研究所では、米国のThe Breakthrough Institute、東アジア・
アセアン経済研究センター(ERIA)、国立大学法人 政策研究大学院大学(GRIPS)と共に、原子力に
係る女性専門家(オペレーター、科学者、プラント技術者、放射線医学者、気候変動科学者、行政官等)を世界各国よりお招きし、原子力の安全性は十分に確保できるのかに加えて、原子力の必要性や役割、気候変動対策など他の政策目的との関係、さらには、国民との対話の在り方等について、女性の立場から、幅広い視点の下で、率直に議論を行なっていただくためのシンポジウムを開催いたします。
皆様のご参加をお待ちしております。
●開催概要
日 時:2015年5月19日(火) 9:00-17:30
場 所:国立大学法人 政策研究大学院大学(GRIPS)「想海樓ホール」(地図はこちら)
〒106-8677 東京都港区六本木7-22-1、TEL:03-6439-6000 FAX:03-6439-6010
共同開催:The Breakthrough Institute、国立大学法人 政策研究大学院大学(GRIPS)、
東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)、一般財団法人 日本エネルギー経済研究所(IEEJ)
使用言語:日本語、英語(同時通訳付き)
参加費:無料(要事前申込)
申込方法:下記URLより、ご登録をお願いいたします。
https://eneken.ieej.or.jp/seminar/INES.html
申込締切:2015年5月15日(金)
※定員を超えた場合は締切り前でも募集を打ち切らせていただくことがありますので、
ご理解のほど、宜しくお願い致します。
※プログラムは変更となる可能性がございます。変更があった場合はホームページ上で
ご案内致しますのでご確認のほど、宜しくお願い致します。
※ 参加に際しては事前の登録をして頂き、当日は申し込み受付のメールを印刷してお持ちいただきます
ようお願いいたします。
●プログラム(案)
・ 08:30 開場&受付開始
・ 09:00-09:10 開会挨拶:
(一財)日本エネルギー経済研究所理事長 豊田 正和
・ 09:10-09:25 特別講演:
経済産業省 副大臣 高木 陽介
・ 09:25-09:40 基調講演:東アジア・アセアン経済研究センター事務総長 西村 英俊
・ 09:40-09:55 基調講演:世界原子力協会理事長/Women in Nuclear 元会長(共同創始者)
アニエッタ リーシング
・ 09:55-10:25 セッション1:『原子力はなぜ必要か』
(各招聘講演者から順に講演(各7分×4名))
モデレーター:ジャーナリスト アン マクラクラン
①仏AREVA経営会議役員 アンヌ・マリ ショオ
②国際原子力機関IAEA ディレクター アナ ラフォ・カイアド
③中国 EFD中国支社 CEO シュータン ソン
④日本原子力学会 会長 藤田 玲子
・ 10:25-11:10 パネルディスカッション
・ 11:10-11:25 コーヒーブレイク
・ 11:25-11:55 セッション2:『原子力無しに気候変動への対応は可能か』
(各招聘講演者から順に講演(各7分×4名))
モデレーター:国際環境経済研究所 理事・主席研究員 竹内 純子
①米国 The Breakthrough Institute シニアアナリスト ジェシカ ラバリング
②経済協力開発機構/原子力機関 法務部長代理 シメナ・バスケス メニャン
③APERC 副所長補佐/元IEA セシリア タム
④タイ 元原子力平和利用事務局副事務局長 シリラタナ ビラモントリ
・ 11:55-12:40 パネルディスカッション
・ 12:40-14:00 ランチブレイク
・ 14:00-14:10 基調講演:国立大学法人 政策研究大学院大学学長 白石 隆
・ 14:10-14:40 セッション3:『絶対安全はないとすると、何故原子力は安全といえるのか』
(各招聘講演者から順に講演(各7分×4名))
モデレーター:ジャーナリスト アン マクラクラン
①元フィンランド産業電力副社長 カイヤ カイヌリン
②英国インペリアルカレッジ・ロンドン教授 ジェリー トーマス
③米国アリゾナ州立大学 モナミ バドラ
④(公財)ルイ・パストゥール医学研究センター 室長 宇野 賀津子
・ 14:40-15:25 パネルディスカッション
・ 15:25-15:40 コーヒーブレイク
・ 15:40-17:10 セッション4:『原子力への、国民、特に女性の理解を得るために、何が必要か』
(各招聘講演者から順に講演)
モデレーター:(一財)日本エネルギー経済研究所理事 山下ゆかり
①仏AREVA経営会議役員 アンヌ・マリ ショオ
②国際原子力機関IAEA ディレクター アナ ラフォ・カイアド
③中国 EFD中国支社CEO シュータン ソン
④日本原子力学会 会長 藤田 玲子
⑤米国 The Breakthrough Institute シニアアナリスト ジェシカ ラバリング
⑥経済協力開発機構/原子力機関 シメナ・バスケス メニャン
⑦APERC 副所長補佐/元IEA セシリア タム
⑧タイ 元原子力平和利用事務局副事務局長 シリラタナ ビラモントリ
⑨元フィンランド産業電力副社長 カイヤ カイヌリン
⑩英国インペリアルカレッジ・ロンドン教授 ジェリー トーマス
⑪米国アリゾナ州立大学 モナミ バドラ
⑫(公財)ルイ・パストゥール医学研究センター 室長 宇野 賀津子
・ 17:10-17:25 閉会挨拶 The Breakthrough Institute 諮問委員会委員長 レイシェル プリツカー
・ 17:25-17:30 閉会挨拶 (一財)日本エネルギー経済研究所理事長 豊田 正和
お問い合わせ先:(一財)日本エネルギー経済研究所 企画事業ユニット 総合企画グループ
TEL:03-5547-0211 FAX:03-5547-0223 E-mail:ieej-mail@tky.ieej.or.jp
以上 |