はじめに

    桜会とは、一般財団法人日本エネルギー経済研究所の職員とOBによって構成され、会員間の親睦を深めると共に、会員相互のネットワークの強化拡充や情報交換の場の提供等を通じ、会員の知見を有機的に活用して、当研究所の健全なる発展と、国内外でのブランド力の向上に寄与することを目的とするものであります。
    桜会の歴史は古く、日本エネルギー経済研究所創立10周年を迎えた1976年に、当時企業から派遣されていた出向・派遣研究員のOBを対象に、相互間の親睦を深めることを目的に設立されました。当時のエネ研は虎ノ門櫻川町の第10森ビルにオフィスを構え、所長以下総勢50名弱の小さな研究所でしたが、オフィス近くに有名な愛宕山があり、春になると全山、桜が見事な花を咲かせ、所員も花見を大いに楽しんだことに由来しています。
    現在の桜会は、従来の「企業からの派遣・出向OBのみを対象とする組織」を発展的に解消し、新たに「エネ研の研究員、スタッフの現役・OBをも含めたオールエネ研の組織」とすることにし、2008年にスタートいたしました。

年頭のご挨拶





















 


新年あけましておめでとうございます。 
 今年も、桜会の皆様とともに新年を喜び祝うお正月を迎えることができ、何よりと感じております。ただし、昨年は新型コロナウイルスの感染拡大の下での特別な年であったため、私達の生活や心境は大きな影響を受けており、例年とは異なる思いの方も多いと存じます。しかし、予防ワクチンが新技術により予想外に早く実用化され、米国や英国などでは既に接種が始まっています。このため、わが国でも一日も早くワクチン接種が始まることを期待しつつ、ウイルスと戦っている医療現場のスタッフの皆様に感謝し、敬意を表したいと思います。
 一方、ウェブ会議の普及などのデジタル化の進展により新たな時代の到来を感じさせる変化があり、新しい社会の建設に向かおうとする動きが広がっています。例えばEUは、コロナ禍で傷付いた経済の復興を目指す「グリーン・リカバリー」を掲げ、巨額の資金を地球温暖化対策に充てる方針を明らかにしています。わが国では、菅義偉首相により2050年温室効果ガス(GHG)排出ネットゼロが宣言され、政府の「グリーン成長戦略」が発表されました。
 ネットゼロ実現のハードルが高いのは周知の事実であり、様々な分野での革新的な技術開発とその果実を活かすことが欠かせません。このため、エネルギー部門における世界屈指のシンクタンクのエネ研には、これまで以上に充実したエネルギー・環境情報の発信に加え、政策策定に資する調査・研究が期待されています。
 桜会は、エネ研のOB及び現役の所員により構成されており、会員間の親睦を深め、人的なネットワークを広げ、充実することにより研究活動の一層のレベルアップに貢献することを目指しています。このため、今年もエネ研ホームページへの投稿や桜会サロンでの意見交換、総会の開催などを通じた活動の活発化が重要となっており、皆様の積極的な参加をよろしくお願いいたします。
 本年が、コロナウイルス禍が克服され、皆様にとり実り多き年となることを心からお祈り申し上げ、年頭のあいさつとさせていただきます。

2021年1月

大先 一正